私たちについて


 

雇用機会均等法が施行され、80年代後半から90年代半ばまで「これからは女性が活躍する時代」と言われていました。

この研究所立上げコアメンバーは団塊ジュニア世代と言われる40歳~50歳の世代。私たちは男女平等を信じて、希望に胸をふくらませ社会人になり、今振り返ると気づくことがたくさん。

あれから30年以上、自分たちの子どもの世代になっても、まだ「女性の活躍」というスローガンをかかげています。他国と比べても、その改善スピードは遅いことがジェンダーギャップ指数からも良くわかります。

この30年は一体なんだったのでしょうか。制度を整えても変わらなかった、他国から女性活躍のためのコンセプトを取り入れても変わらなかった。これは、日本での「女らしさ」「男らしさ」であったり、人との関わりは「こうするべき」といった、日本人にとっては当たり前のふるまいによるものだと私たちは考えています。


本研究所では、まず活動の第一歩として、女性同士が気兼ねなく話し合える場を作り、日本人にとっての当たり前の中に、解決のヒントを見つけていきたいと思っています。

 

30年後の日本を「女性の活躍」が当たり前の社会にするために!

研究会一同

 

 


代表 板敷ヨシコ プロフィール

 

女性の声アドボケーター

 

1971年生まれ。ランカスター大学(英国)社会科学部 教育リサーチ課 修士課程にて「社会正義と教育」にて「女性の野心はどのように砕かれるのか」を主軸に研究後、社会にポジティブな変化をもたらすために「女性の声」の活動をスタート。 日本女子大学(文学部教育学科心理学専攻)、浦和第一女子高校OG、日本記号学会所属

 

2024年2月出版:"Towards emancipatory dialogues on girls' social positioning in schools: Uniforms and work fit for future Japanese women? Chapter9 of Rethinking Education and Emancipation, Springer Nature (日本の学校における女子の位置づけに関する解放に向けた対話に向けて: 女子制服の興味深い事例)

 

修士論文:Semiotics of Gender Norms through Schoolgirls Uniforms and Female Representations: Teachers’ Interpretations (女子制服と女性表象によるジェンダー規範の記号論: 教師の解釈)

 

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